色覚異常とは

色覚異常(※1)とは色の見え方・感じ方が、多くの色覚正常といわれる人とは異なっている状態をいいます。

色の区別が普通の人より困難であるだけです。色がわからない訳でも白黒の世界を見ている訳でもありません。

病気や加齢などによる後天性のものもありますが、そのほとんどが先天性のものです。

色覚異常は身近なものであり、色覚異常の方は障害者ではありません(※2)。

色覚異常の方は眼鏡などの器具による矯正の手段がありません。


※1 色覚異常は医学用語です。色覚異常には、色弱と色盲があり、その比率は1:1です。また、色盲は、第1色覚異常(赤が見にくい)と、第2色覚異常(緑が見にくい)に分かれます。比率は1:3です。

※2 全盲、弱視、視野狭窄などで障害者手帳が与えられる視覚障害者は全国で約30万人(平成16年度内閣府障害白書より)

■色覚異常の方の見え方

人間の目には、青、緑、赤それぞれの色を認識するための錐体があります。どの錐体が機能していないかによって、色覚異常の方の中でも見え方が少しづつ違います。

下図は色覚が正常な場合とそうでない場合の見え方の違いを示しています。

色覚障害の方の見え方

※色覚障害を医学的には色覚異常といいます。

■色覚異常の方の見え方の例

下記のように円グラフを色だけで塗りわけている場合、「赤」と「緑」の区別がつきにくい2色型第1色覚異常の方にはどちらが何を示しているのかがわかりません。

色覚異常の方の見え方の例

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