一般的な閲覧支援ソフトは色調変換しか行っておりません。
色調変換とは色の三原色であるRGB値(真っ赤の場合11111111,00000000,00000000)を単純に反転(00000000,11111111,11111111 結果は水色)しているに過ぎません。RGB値の数値は大きくなればなるほど明るく、小さくなればなるほど暗くなります。
色調変換はビット反転しているだけですので、色の明るさ、彩度は全て無視して変換されます。場合によっては、明るさ、彩度が近くなりかえって見にくくなることもあります。
UD colorは、明るさ、彩度はそのままで色相だけを反転させています。簡単にいうと、左の図のようになります。
また、それでも明るさ、彩度に近い色がある場合、目的の色だけを取り出して、際立てて表示する機能もあります。
研究者からWeb閲覧支援ツールとして推薦されたのは、UD colorViewだけです。
一般的な閲覧支援ソフトは、HTML文を直接チェックして、色変換を行っています。つまり、HTML文以外のgif、jpegは、変換できません。
Web上での地図、グラフなどの情報ソースとして、gif、jpegは必要不可欠なものとなっています。しかし、通常の色変換ソフトでは、見にくいgifのグラフがあったとしても、色覚異常の方に見やすいように変換されるわけではありません。
色覚異常の方に誰にでも情報の伝達格差をなくすことを目的とした商品が、そのようなものでは、不十分なのではないでしょうか?
また、HTMLでの変換方式の場合、フレームの制約を受けることが多く、場合によっては、色変換ソフトが使えるようにするためにホームページの根本からの作り変えが必要になる場合があります。不必要な作業、工数が発生します。それでいいのでしょうか?
方式の問題上、色変換後、画面をスクロールする場合、処理速度が遅くて通常使用できるものではありません。
UD colorは、Webサイトを画像としてキャプチャーして変換をするという方式をとっています。
それにより、上記問題は全くありません。
色変換方式が違う他社の製品と変換結果を比べてみましょう。
色覚異常の方には見にくい不適切な色使いのページです。
UDcolor Viewで色変換した場合、色覚異常の方にもくっきり見えます。
RGBの値の反転を行うだけで、彩度が無視されて色覚異常の方に見やすいとはいえません。
二色の明度が近い場合、判読出来なくなってしまいました。